看護部について 部署のご紹介

回復期リハビリテーション病棟
看護提供体制は固定チーム継続受け持ち制をとり、受け持ち看護師が入院から退院まで責任を持って対応しています。入院生活において各セラピストと協働し、退院後の生活行動を想定した支援を行っています。
受け持ち看護師は、入院時に患者、ご家族と直接話をする時間を設けており、入院への期待、家族の要望、在宅の状況などをお聞きし、その情報を入院後の看護に活用しています。入院後は、家族の面会時や荷物を預かる際など、また時には電話で患者の様子をお伝えし、家族が患者の状況を把握できるよう努めています。退院指導は必要に応じて個室を用意し、実際に家族に介護を実施して頂いています。退院前訪問なども行い、患者、家族がスムーズに在宅療養に移行していくよう支援しています。

病棟では、音楽療法士による音楽療法を月2回開催しており、患者がデイルームに集まって一緒に歌を歌うなど楽しいひと時となっています。
また、医師、リハビリテーションスタッフ、看護職など病院職員が協働してクリスマス会、ドック・ケアセラピーなどを開催することで、患者に対し長期間の入院生活に癒しの時間を提供しリハビリテーションへの意欲を高めてもらおうと努めています。
- 脳卒中後遺症や脳外傷、遷延性意識障害などの慢性期の脳神経疾患に特化
- 入退院の頻度は少なめで、一人の患者さんとじっくり関われる
- 退院支援に力を入れ、在宅への移行をサポート
- 慢性期病院ならではの落ち着いた職場環境
- 超過勤務はほぼなし。ワークライフバランスも◎
外来
外来には高次脳機能障害、てんかん、認知症など様々な慢性期脳神経疾患の患者さんが来院しています。
2024年からは岐阜県では初となるアルツハイマー病に対する点滴治療を開始しており、看護師が点滴スケジュールの管理を行い、患者が滞りなく治療を受けられるようサポートしています。
また、高次脳機能障害などの後遺症に悩みを抱えている患者・ご家族を対象に相談窓口を開設するなど、在宅療養への支援の充実に取り組んでいます。

地域へ向けた活動
外来では定期的に高次脳機能障害や軽度の認知症の方を対象とした「欅カフェ」を実施しています。美濃加茂市の後援で、美濃加茂市中部長寿支援センターにも協力を頂き脳の活性化やフレイル予防に関するテーマで開催しています。



- 脳神経疾患に特化した病院だから、外来患者数は総合病院より少なめ
- 「欅カフェ」の実施で、学びながら働ける環境
- 平日のみ働きたい方におすすめ
- 日勤中心の勤務となるため、ワークライフバランスがとりやすい
中部療護センター
療護センターでは、固定チーム継続受け持ち制をとり、入院から退院まで受け持ち看護師(プライマリーナース)が責任をもって看護をさせていただいております。病室はオープンフロアになっており、患者さまが見渡せることで小さな変化も見逃すことなく、きめ細やかな看護が提供できるようになっています。
また、日常での変化を大切にし、朝、夕2回の着替えや週3回の入浴をおこなうとともに、季節ごとに行事を開催しています。これらの行事は、ご本人はもちろん、ご家族の皆さまにも参加していただいております。
さらに、入院期間中に、ご家族に介護技術を習得していただくことで、退院後、自信をもって在宅介護に移行していただけるようお手伝いをいたします。

看護サイドで提供している脳リハビリ
嗅覚刺激 | 入浴時のアロマトリートメントや、本人の好きな食べ物の香りをかいでいただきます。 |
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視覚刺激 | 本人の好きだったTV番組や家族・友だちからのビデオレターなどを見ていただきます。 |
聴覚刺激 | 本人の好きだったCDをボディソニックやトランポリン時に流し、リラクゼーションを図っています。 |
味覚刺激 | アイス綿棒にいろいろな味をつけ口腔内の刺激をしたり、飴やガムでかむ練習や、好きだったお酒の手作りゼリーを食べていただくことから食事の訓練を開始していきます。 |
体感刺激 | トランポリンやバーチャルリアリティ、端座位、ボディボールを使用し身体の感覚刺激を行っていきます。 |
イベント
花火大会の鑑賞、クリスマス会など患者さんに四季を感じていただけるように、さまざま行事を行っています。
とくにクリスマス会は、医師やリハビリテーションスタッフをはじめ、看護師も患者のサポート役として病院職員が協働して開催されます。職員だけでなく、患者も日頃のリハビリテーションの成果を披露する楽しい会となっています。



- 交通事故による脳損傷により、重度の後遺障害や遷延性意識障害を抱えた患者さんのケア
- 平均入院期間は約3年と長く、患者さん・ご家族とじっくり関われる
- 患者数が少なく、落ち着いた雰囲気の中で働ける
- 患者1人あたり看護師1.3名という手厚い看護配置
- 専門職がしっかり役割分担、看護に集中できる環境
- 超過勤務はほぼなし。ワークライフバランスも◎